恵の水、クラシックで焼酎も心も穏やかに-株式会社奄美大島開運酒造-
奄美空港から南へ車で約1時間30分。焼内湾を森で囲み、自然がいっぱいの宇検村。
ス〜ッと深呼吸をすると、新鮮な空気が身体いっぱいに広がります。
奄美大島開運酒造は、奄美大島で観光事業などを展開している奄美観光株式会社グループ企業の1社。
平成8(1996)年に設立し、奄美では最も新しい蔵元。
「全ては水で決まる」2021年7月に世界自然遺産登録区域の核となるエリアにある湯湾岳から流れる水が黒糖焼酎に命を与えています。
大量の黒糖を目の前に驚き!沖縄産黒糖と、さらに、ボリビア産黒糖は、現地で日本人がつくっているとの事で、海を超えて日本人の伝統が受け継がれている事にも驚きました。
蔵内は、ほのかに黒糖の甘い香りが♪
黒糖と米麹が混ざった「もろみ」ものぞいてみます。
二次仕込みになると、ぶくぶくと発酵した泡が大きくなってきました。
「原材料の黒糖と米麹が均等になるように、円を描くように混ぜるんですよ」
と、実演してくださいました。かなり、体力を使う作業ですね。
進んでいくと、ステンレス製のかっこいい蒸留器が!!
奄美大島開運酒造の代表銘柄は音響熟成の「れんと」
スピーカーのついた貯蔵タンクで約3ヶ月間音楽を聴かせます。
耳を当ててみると、振動がありました!
高音と低音の幅が大きい曲が適しているとのことで、クラシックをかけているそうです。
こちらは、大量の樽が並ぶ迫力ある貯蔵スペース。(紅さんごが眠っています)
お楽しみのお土産コーナー
奄美の雰囲気を醸し出すオシャレなショップ。
色とりどりのボトルがずらり。
お店の方が丁寧に各銘柄について教えていただけます。
試飲ブースもあります。
干支デザインの「れんと」。凄くお洒落で、「開運」で運気も上がる!
お話を伺った製造部の高妻部長。他県の酒造メーカーでの経験もあり、様々なお酒に触れてきたが、黒糖にしか出せない魅力が1番気に入ったそう。その原料である黒糖も【日本で作った】よりも【日本人が作った】ということが大事で、メイドインジャパニーズ精神でいきたい!と熱く語ってくれました。
働く方々にお聞きしたところ、れんとに合うお料理は、角煮などの煮込み系、濃い味つけのもの、新鮮なお魚もオススメとのこと。
世界自然遺産に登録されたことで、奄美といえば、黒糖焼酎!!と思われるような取り組みをしていきたい。
奄美の特産品などを使用したリキュールや、お土産にオススメの商品も開発。
進化が止まらない。次はどんな展開がやってくるのか、とても楽しみな蔵元です。
湯湾岳(湯湾岳展望公園)
奄美で一番高い場所
奄美大島開運酒造から車で15分のところに、奄美最高峰「湯湾岳」があります。
奄美と聞くと、海のイメージがありますが実は山が多い島。
湯湾岳は、標高694.4m。宇検村と大和村の間にあります。
山頂付近は、霧がかかり空中の湿度が高いため、コケ植物などが生えています。
固有の植物が多く生育しているので、植物の観察も楽しめます♪
足元も良くて、駐車場から歩いて2分ほどで展望デッキに到着!
リニューアルされた展望台から眺める焼内湾や海に浮かぶ島々はまさに絶景!ここから見る夕景は、奄美十景のひとつにもなっています。
湯湾岳展望公園
駐車場 有
アランガチの滝
マイナスイオンたっぷりのパワースポット
奄美大島開運酒造から車で10分ほど。
手前の駐車スペースに車を停めて遊歩道を進むと、落差約30mの二筋の滝が姿を現します。源流となっている湯湾岳は古くから霊峰としても崇められ、アランガチの滝はパワースポットとしても人気のスポットです。
日本庭園を思わせるつくりになっていて、癒されます。
アランガチの滝
宇検食堂
地元食材を使った郷土料理を楽しめます
奄美大島開運酒造のすぐ近くにある「宇検食堂」では、奄美の郷土料理である鶏飯や、宇検村産の車海老を使用した海老天など、地場産食材をふんだんに使ったお料理が楽しめます。
駐車場も広々!
油ソーメン
他に宇検村産車海老天ぷら定食などもおすすめです♪
宇検食堂
TEL 0997-56-5656
営業時間 11:00〜14:00/17:00〜22:00(ラストオーダーは21:30)
定休日 なし
駐車場 有