揚げたて天婦羅 天よ志(志布志市) | 焼酎が楽しめる店舗紹介 | 鹿児島本格焼酎を楽しむ みんなの鹿児島焼酎 | 鹿児島県酒造組合

鹿児島本格焼酎を楽しむ みんなの鹿児島焼酎

鹿児島県酒造組合公式サイト

焼酎情報

焼酎情報

SHOCHU INFO

  • facebookでシェアする
  • twitterでツイートする
  • LINEで送る
揚げたて天婦羅 天よ志(志布志市)

揚げたて天婦羅 天よ志(志布志市)

志布志で本格的な天婦羅が楽しめる専門店

志布志市は、鹿児島県の東に位置する大隅半島の東側、志布志湾の湾奥のほぼ中央に位置しており、温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれています。農作物や畜産物、新鮮な海産物が豊富なことに加え、志布志港は南九州地区における国内外の物流拠点にもなっています。「志布志」という名は、かつてこの地を訪れた天智天皇が、「志」の厚い里人に感激して命名したと伝えられています。

志布志の町に、思わず早口言葉を言いたくなるような、「志布志市 志布志町 志布志の 志布志市役所 本庁・志布志支所」があります。庁舎から道路を挟んですぐ目の前にあるのが「揚げたて天婦羅 天よ志」。大隅半島では珍しい、本格的な天婦羅がいただける専門店です。

お店の扉を開けると、そこには白を基調とした落ち着いた空間が広がり、柔らかな木の温もりも感じられます。そしてカウンター席の向こう、天婦羅を揚げる店主の姿に目が奪われます。丁寧な仕事を経て、揚げたてが目の前に提供されたその瞬間に、思わず感嘆の声が心の底からあふれてくるはずです。

店内は、カウンター11席、テーブル6席。

店内は、カウンター11席、テーブル6席。

お昼はミニ会席や定食、お重など多彩なメニューが用意されており、気軽に天婦羅を楽しめます。夜は、完全予約制の3種類の天婦羅会席コースを提供。家族や友人、ビジネスでの利用など、さまざまなシーンで素敵なひとときが過ごせることでしょう。

東京で磨いた技術をもって鹿児島・志布志へ

店主の並木健二(なみきけんじ)さんは、生まれも育ちも東京のいわゆる江戸っ子。東京のホテルで和食の板前として修業し、そこで天婦羅の技術も磨いたそうです。その後、奥さまの地元である志布志に家族で戻り、2023年9月に「天よ志」をオープンしました。

店主・並木さんは志布志にきてから焼酎を飲むようになったそう。

「天よ志」の天婦羅は、たくさん食べても胃にもたれないと評判です。その理由は、体に優しい100%国産米油を使用しているから。お客さんに存分に味わってほしいという思いが、料理からも伝わってきますね。

お店には娘の志帆さんも働いています。志帆さん自身もお父さんの背中を見て調理を学んできました。お店がオープンする際、当時志帆さんは東京にいましたが、お店を手伝うことを決め帰鹿したそうです。今は主にホールで、父・健二さんのサポートを行うだけでなく、広報を担当するなど、「天よ志」には欠かせない存在です。

店名「天よ志」の“志”にはいろいろな思いが込められていすが。志帆さんの名前もその一つだそう。

揚げたての天婦羅に大隅の焼酎をあわせて

今回、5種のおすすめを教えていただきました。

「天よ志」では、揚げたての天婦羅と一緒に、天つゆと5つの調味料(梅塩、茶塩、塩麴、柑橘類、大根おろし)がついてきます。5つの調味料とあわせることによって、天婦羅のさくさくとした食感や、豊かな味の変化を楽しむことができます。

最初にいただいたのは、「勘八の大葉巻き」。

今回は鹿児島県産の赤紫蘇梅酢で作った梅塩とあわせて。脂ののった勘八とさっぱりとした梅の風味が見事に調和し、大葉と梅の相性も抜群です。

お好みの味で楽しむのもおすすめ。

お好みの味で楽しむのもおすすめ。

おすすめの一杯は、地元の若潮酒造が造る「わかしおの梅酒」。甘すぎずスッキリとした味わいがベストマッチで、1杯目にふさわしい爽快な気分になれます。

次にいただいたのが「車海老」。錦江湾の最奥、霧島市隼人で育てられた鮮度の高い車海老を使用しています。あわせる調味料は店主イチオシの塩麴。天婦羅との組み合わせは意外にも思えますが、塩麴の旨みや甘み、ほんのりとした塩味が、車海老の甘さを十二分に引き立てます。

噛んだ瞬間、車海老の甘みが口いっぱいに広がります。

噛んだ瞬間、車海老の甘みが口いっぱいに広がります。

こちらとあわせたいのが、地元太久保酒造の「太久保レッドカスク」。太久保酒造で製造された芋焼酎古酒を、ヨーロッパで赤ワイン貯蔵に使用された樽で熟成された新感覚の芋焼酎です。食中酒としてもおすすめの炭酸で割ることで、赤ワイン由来の酸味や甘味が引き立ち、天婦羅との相乗効果を楽しめること間違いありません。

太久保酒造からもうひとつご紹介したいのが「侍士の門」。幕末まで地元で栽培されていた幻の酒米(薩摩日向米白玉)を復活させ、麹米に使用しています。上品でキレのある味わいは、多様な飲み方で楽しむことができますが、今回は水割りで爽やかにいただきます。 

合わせるのは、店主自身お気に入りという「穴子」。穴子は加熱すると身が縮んで丸まってしまいますが、熟練の技術によって真っすぐに仕上がっています。大きくて迫力のある穴子ですが、提供時には4つに切り分けてくれるため、あわせる調味料によって味の変化も楽しめます。

穴子をまっすぐに揚げるために2人がかりで対応する店も多いのですが、ここでは店主の技で1人で揚げています。

穴子をまっすぐに揚げるために2人がかりで対応する店も多いのですが、ここでは店主の技で1人で揚げています。

「これは元気がでる組合せですよ」と教えていただいたもの。それは、「鱧(はも)」と若潮酒造の「跳ねる一日」です。「鱧」はその字のごとく、栄養が豊富な魚で、志布志湾の名物の一つでもあります。揚げたてのぷりぷりっとした身を口にいれたとたん、元気がみなぎる逸品です。

鹿児島県でも有数の鱧の水揚量を誇る志布志

鹿児島県でも有数の鱧の水揚量を誇る志布志

そして「跳ねる一日」とは、若潮酒造からでている「一日」シリーズのひとつです。「困難な時にはあれこれ考えず、とにかく行動してみよう」という意味の鹿児島弁「泣こかい跳ぼかい、泣こよかひっ跳べ」からインスピレーションを得て造られたお酒なのだそう。芋焼酎と麦焼酎がベースとなって、爽やかなゆずの香りが漂います。お湯割りでいただくことで、心もほっこりと温まり、気持ちも跳ね上がるような一杯です。

店主・並木さんはプライベートでは、「C&K」の大ファン。お父さんの影響もあって、今では志帆さん含め、家族全員で推しているアーティストなんだとか。そんな「C&K」と曽於市の焼酎蔵、岩川醸造がコラボした商品が「Jennifer(ジェニファー)」。アルコール度数12%で、蔵元の天然地下水で前割りした焼酎となっているため、ぜひロックで味わいたいお酒です。

最後に揚げていただいたのは、「明太子」。形が崩れないよう、また火を入れすぎないように、これもまた研ぎ澄まされた感覚が必要です。のりに巻いて揚げた明太子は、外はサクッと、中はレアに仕上がっており、お酒のお供にぴったりな一品です。

C&Kオリジナルグッズ(しいけさんフィギュア)を添えて

「お店に来られない方々にも揚げたての天婦羅を届けたい。いつかは天婦羅のケータリングができたら」と今後について話してくれた店主・並木さん。店主の“志”がつまった天婦羅は、きっとこれからも、たくさんの人たちを笑顔にしてくれるでしょう。

黒じょか
最新記事

NEWS POSTS

最新記事

Copyright © 2024 Kagoshima Shochu Makers Association.