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Foods bar About(日置市)

Foods bar About(日置市)

地元に愛され25年。焼酎カクテルの楽しめる英国パブ

JR鹿児島中央駅から電車で20分、鹿児島市に隣接するベッドタウンとしても人気の街・日置市伊集院エリア。JR伊集院駅で下車、歩いて4分の場所に、地元で人気のフーズバー「Foods bar About」があります。

モダンな佇まいの外観。木樽やオリーブの木が目印。

もともと、古民家風の和洋居酒屋として20年以上営業していた同店。5年ほど前に改装し、英国パブ風のフーズバーに生まれ変わりました。

統一された店内のインテリア、ロックやケルトの店内音楽に、期待が高まります。

ドリンクは100種類以上、料理も140種類以上という充実のラインナップで、ふらっと立ち寄る1人客はもちろん、女子会、宴会客、子ども連れなど、幅広い客層から人気を集めています。

掘りごたつ、広々とした座敷、隠れ家のような半個室のソファ席まで客席も様々。

店の中心にあるバーカウンター席には、味のあるアンティーク調のロッキングチェア。棚には焼酎や様々な洋酒のボトルが並び、目の前でバーテンダーがお酒を作ってくれる特等席になっています。

店内で音楽バンドの演奏会が行われることもあるそう。

バーテンダーが挑む、焼酎カクテル

この店のバーテンダーであり、キッチンで料理の腕も振るうのが店主の坂元洋一さんです。店内のコーディネートから料理、酒、接客に至るまですべてをこなしてしまう多彩な坂元さん。地元の食材やお酒を使うことにもこだわっていて、料理とお酒のペアリングレシピは、パズルのように組み立てながら考えているそうです。

「アバウト」という店名には、「型にとらわれない」という想いも込めているそう。

こと焼酎については、もともと好きで「本来はお湯割りで飲んでほしい」という思いもありながら、見た目も美しく味もおいしい焼酎カクテルのレシピ開発にも積極的に取り組んでいます。若者のアルコール離れが言われる中で、「地元の焼酎が人と人を繋げる架け橋になれば。バーテンダーとして、各蔵元が誇りをもって作る焼酎を広めていきたい」と、想いを語ります。

日置市産のオリーブを広め、街を盛り上げようと2018年に始まったイベント「OLIVER LAND」にも、初期からフードやドリンクブースに出店しています。

それでは坂元さんが提案する、地元の素材を華麗に組み合わせた極上のペアリングを4品、ご紹介します。

地産地消の極上ペアリング

豊かな海・山の幸に恵まれた日置市の食材を使った1品目は、月替わりのおすすめメニューで、スペイン産ベーコンと日置産ほうれん草のサラダ。日置のオリーブオイルを使ったドレッシングとチーズをかけていただきます。

柔らかくてえぐみがなく、生でもおいしい日置産のほうれん草。オリーブオイルはフレッシュな香りが弾けます。

合わせる焼酎カクテルは、黄麹仕込みの「富乃宝山」(西酒造)と、県産ゆずを使った麦焼酎「小正のゆず酒」(小正醸造)に、日置産の濃い目の煎茶を掛け合わせ、微炭酸で割った、その名も「WABISABI(侘び寂び)」。オール日置で作られた焼酎カクテルに、思わず目と心を奪われます。

仕上げに自家製のオレンジとリンゴのドライフルーツをオン。

ベースに使う2つの焼酎が柑橘のようなフルーティーでさわやかな香りなので、異なる素材とも見事に調和しています。料理とカクテルの組み合わせについて坂元さんは、「オリーブオイルとお茶にはどちらもオレイン酸が含まれているので、合うんです」と説明してくれました。まろやかなチーズとも相性ばっちりです。

続いては、日置のカブのオーブングリルです。みずみずしくて甘いカブに、ニンニクのきいたアンチョビソースを付けていただきます。「魚系には、お湯割りを!」と坂元さん。薦めていただいたのは、甕壺仕込みの芋焼酎「黒天狗」(白石酒造)のお湯割りです。

いい感じの焼き目にそそられます。

黒麹で芋のコクや甘み、香りを引き出し、和甕で3年熟成させた焼酎が、お湯割りでふわっと香ります。「自然の摂理に従えば、地中で育ったカブと、地中に埋めた甕壺で熟成させた焼酎は合うんじゃないかって。暖かいところで育ったサツマイモなので、温かいお湯で割ることで、より香りも立つと思います」という坂元さんの説明に、「なるほど!」と唸ってしまいました。

3品目は、宮崎県の佐土原なすを、日置の迫醸造店のデコー醤油で味付けした揚げ出し。合わせるのは、黒麹仕込みの「薩摩 黒七夕」(田崎酒造)を日置産の和紅茶で割り、レモンとバラの花びらを浮かべた「HIOKI SUNSET TEA(ヒオキサンセットティー)」。

鮮やかな色味と照りが美しく、トロッとしたなすの食感がたまりません。

香り高い紅茶の風味と、それに負けないとろりとした黒麹らしい芋焼酎の甘さが両方生きた、香りと色味にうっとりするような1杯です。「芋焼酎と醤油の甘さは合うに決まってます!」と坂元さんも一押し。「どちらも同じ良質な水で作られていることも、大切だと思います」とも。

そして最後に出してもらったのは、お店の人気メニュー「海賊ピラフ」。ぷりっぷりの魚介の旨みがしみたシーフードピラフに、ミニトマトの甘さが効いています。樽型のビールジョッキに作ってもらったのは、「HIOKI OLIVE HIGHBALL(ヒオキオリーブハイボール)」です。

遊び心をくすぐられるペアリング。ピラフは、人気の海賊アニメに出てくるメニューを再現したそう。

マスカットのような香りで話題の芋焼酎「小鶴 the Muscat」(小正醸造)をベースに、白ブドウのシロップと炭酸をミックスした、フレッシュでフルーティーな焼酎カクテル。上に載せたマスカットの果実とローズマリーがフレッシュな香りを増幅させます。

パンチのきいたピラフを口いっぱいにほおばって、シュワッとおいしい焼酎カクテルを流し込む、最高の組み合わせ!

雰囲気の良い空間に、おいしく目にも美しい食事と焼酎カクテル、それに込められた地産地消への想いやペアリング術。ここ日置でしか味わえないスペシャルな時間を体験できること、間違いなしです。

※本記事の情報は、取材当時のものです。

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