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杜氏・小牧一徳さん[小牧醸造株式会社]

杜氏・小牧一徳さん
小牧醸造株式会社

さつま町の自然と共に歩む

小牧醸造株式会社 製造部主任 北野良治さん

小牧醸造からおすすめいただく「杜氏の肴」。お話は製造部主任の北野良治さんに伺いました。

小牧醸造を率いる杜氏は、5代目当主でもある小牧一徳さんです。
さつまいもや麹、酵母などの素材を含めて、焼酎は「生き物」。
創業当時から大切にしている和甕をはじめとする伝統の焼酎造りを続ける小牧醸造では、夏の厳しい暑さや凍えるような冬の寒さにも耐えながら蔵を構えるさつま町の自然と共に歩み、日々の環境のわずかな変化にも細心の注意を払い、素材や焼酎に向き合っています。

その先に、喜びがあるから

天候や気温のわずかな変化にも気が抜けない焼酎造りの日々を経て、「これは渾身の焼酎」という手応えを感じた時。
そして何より、その焼酎を酒販店、飲食店といった取引先やエンドユーザーの皆様に実際に飲んでいただき、「美味い」の一言をいただけた時。
小牧さんは、そのひとときに何よりの焼酎造りの喜びを感じます。

日々の苦労にも耐えながら焼酎造りに向き合えるのは、届ける美味い焼酎の先に、皆様のそして自身の「喜び」があると信じているからこそ。
小牧醸造の美味い一本を届けるための焼酎造りの歩みは、これからも続いてゆきます。

地元の逸品「ちくりん揚げ」と味わう一杯

「だれやめ」とは、鹿児島弁で「疲れ」を意味する「だれ」を「止める」こと。
だれやめは、毎晩の焼酎を楽しむ習慣として親しまれています。
杜氏のだれやめは?との問いには「出来立ての原酒や製品化・瓶詰めした最初の一杯」とのお答え。
酒質のチェックがメインでありながら、まだ誰も味わっていない一杯を誰よりも先に楽しめるのは杜氏だからこそ。
香りや味わいなど今年の仕上がりを確認しながら、飲み合わせや食べ合わせに思いを巡らせるのが杜氏・小牧さんの至福のひととき。

そんな小牧さんから杜氏の肴におすすめいただいたのは、地元さつま町の老舗さつま揚げ店・戸木田商店の「ちくりん揚げ」。
地元産の新鮮な地元産ごぼう、にんじん、しょうがと良質のひじきを一緒に練りこんだ野菜たっぷりのさつま揚げで、さつま町のシンボルである緑豊かな竹林にちなみ「ちくりん揚げ」と名付けられました。

ちくりん揚げに合わせたいのは、ミルキーな味わいが特徴の「一尚シルバー」のお湯割り。
新鮮野菜の歯応えが楽しく、しょうがの香りがアクセントのちくりん揚げに、お湯割りの湯気とともにふわっと広がるミルキーな香りがぴったりです。

明治創業の老舗さつま揚げ店の戸木田商店では、現在四代目となる戸木田康弘さんが毎日美味しいさつま揚げを手作りしています。
鹿児島の故郷の味を全国に広めたい、と、20年以上前からホームページやオンライン通販も開設し、地元だけでなく幅広い地域のお客様にその味が支持されています。

戸木田商店のあるさつま町は、小牧醸造を含めて3件の蔵元がある町。
自身も焼酎お湯割りで毎晩の晩酌が欠かせない、という戸木田さんは「その年の出来立てを味わえる新酒がなんと言ってもたまらない!」と語る根っからの焼酎党です。
焼酎と甘いさつま揚げを合わせるには濃いめのお湯割りがぴったり、とおすすめの飲み方も教えていただきました。
焼酎蔵元巡りにさつま町を訪れた際は、ぜひ立ち寄りたい名店です。

明治創業の老舗さつま揚げ店・戸木田商店

店頭にはちくりん揚げをはじめこだわりの商品が並びます

四代目店主・戸木田康弘さん

黒じょか
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